神奈川県豆腐油揚商工組合

11月8日(日曜日)午前9時~9時30分、tvkテレビ神奈川の番組:JAかながわ提供「かながわ旬彩ナビ」で(畑の肉で健康増進”大豆の力”)をテーマに当組合:小林屋豆腐店(横浜市)と熊澤豆腐店(相模原市)が放映されました。

大豆の近況 (生育状況・相場)   2017/10/9現在

国産大豆の近況(H29、10月)

北海道産大豆につきましては、9月前半の低温の影響から一部遅れが見られるものの概ね平年並みであり、このまま順調に進めば天候不良による影響を受けた平成28年産を大幅に上回る数量が見込めます。しかしながら、本州~九州においては、8月~9月の日照不足や台風・大雨による影響を受けている地域もあると見られるため、収穣量の減少や品質の劣化が懸念されます。
平成29年産収穫後入札取引の開始時期や、播種前入札の結果を踏まえた価格動向も気になるところであり、今後は本格的な収穫期に入ってくるため、良好で安定した天候を期待します。

米国産大豆の近況(H29、10月)

米国農務省より9月12日に発表された2017/2018年度の世界大豆生産高予測は、米国産の増産見込みを受けて前月比0.3%増の3億4,844万トンとなりました。また、生産高は増加しているものの期初在庫の下方修正に加えて需要量の増加により、期末在庫は前月比O.3%減の9,753万トンに下方修正されております。米国産におきましては、前月よりも単収が上方修正されたことにより、前述のとおり生産量が増加見込みとなり、約1億2,000万トンを超える生産量見込みとなっております。
また、同省より発表されております米国産大豆の生育状況につきましては、9月24日現在での主要生産州の落葉率は63%(前年65%)、収穫率は10%(前年9%)とほぼ前年並みで推移しております。一方で生育過程による一部での干ばつの影響を受け作柄は良好・優良合わせて60%となっており、依然として前年同時期の73%を下回る水準での進捗となっています。一方、カナダ産につきましては、このほどカナダ統計局により発表された生産量予測によりますと、2017年産大豆の生産量は2016年産比で29%増加の832万トンと過去最高を更新する見通しにあります。単収がやや減少する見込みであるものの、作付面積の大幅な拡大(但し、大半がGMO大豆)が生産量の増加に寄与している様子です。また、現地サプライヤーの情報によりますと、播種時期~7月は低温多雨の影響で作付けや生育の遅れがあったものの、8月~9月の高温乾燥状態が大豆の生育を促し急速に回復している様子です。ただ地域による播種時期のズレや天候状況により、場所によっては同じ畑の中でも収穫できるものとまだ青いものが混在するなど生育段階のバラつきが多く見られる模様です。収穫作業は一部で始まっており、低タンパク・小粒傾向が見られるようですが、全体的な品質の把握にはまだ時間を要しそうです。また、2017年産カナダ産NON-GMO大豆の比率は、オンタリオ州・ケベック州において20~30%程度で前年を下回っている一方で、年々NON-GMO大豆のニーズが高まっており、2018年産NON-GMO大豆のプレミアムは2017年産に比べ上昇する可能性が高いとの情報が多くってきています。9月のシカゴ相場は2017年産期近限月で9.40ドル台から始まりました。初めは米国での乾燥による作柄悪化懸念や中国の買い需要により上昇基調でありましたが、米国農務省の需給報告での米国産の単収増加や生産量増加見込みにより値を戻し、その後は堅調な輸出成約高などの需要面の高まりからまた徐々に値を上げ、9月30日現在9.60ドル前後で推移しております。また、1ドル=110円前後で始まった為替相場は、大型ハリケーンが米国経済に与える影響が懸念されることや利上げ観測の後退、北朝鮮情勢への警戒感から円買いが後押しされ、一時1ドル=108円を割り込む動きをみせました。その後は9月9日の北朝鮮建国記念日に軍事的な挑発行為がなかったことで警戒感が後退したことや、米国の株高・米金利の上昇による日米金利差の拡大観測により円売・ドル買が促され、1ドル=113円台をつける場面を見せながらも9月29日現在1ドル=112.60円付近にて推移しております。

                              情報提供:一財)全国豆腐連合会

大豆の近況 (生育状況・相場)   2017/9/8現在

国産大豆の近況(H29、9月)

全農と全集連による平成29年産大豆の生産計画によりますと、29年産大豆の作付面積は12,958haとほぼ前年並みが見込まれており、平年単収による集荷見通しは21万0,534トン(前年比14%増)と大幅に増加する見込みです。昨年、北海道で大きな台風被害があったほか、北陸や九州での天候不良が影響して集荷数量が少なかった分増加幅が大きくなっております。しかし、29年産も大雨に見舞われた地域や日照不足の地域もあるため、見込み通りの数量が集荷されるかどうかは不透明な状況です。市場には28年産の確保済みの在庫が比較的潤沢にあると見受けられるため、不足感や先行きの不安感は特段ありませんが、今後の作柄改善と収穫時期の平穏な天候が望まれます。

米国産大豆の近況(H29、9月)

米国農務省が8月10日に発表した、2017/2018年度の米国大豆需給予想によりますと、単収が約3%増加したことで、生産量が前月比2.8%増の1億1,923万トンに上方修正されました。輸出の増加により需要量も上方修正されてはおりますが、供給量の増加が上回ったことで、期末在庫は1,294万トン(在庫率11%)に上方修正されております。また、世界の大豆生産予想は、前月比O.7%増の3億4,736万トンとなっております。インドとカナダでは減少しているものの、米国産の増加が寄与した上方修正となりました。また、同省が8月28日に発表した主要生産州の作柄状況によりますと、8月27日現在で着サヤ率が93%(前年同時期93%)、落葉率が6%(同5%)となっており、ほぼ平年並みで推移しております。一部地域の高温干ばつの影響を受けて、作柄としては良好・優良の合計が61%(前年73%)と前年を下回って推移しております。しかし、プレーンズ北部での豪雨やコーンベルト中・東部でのまとまった降雨が恵みの雨となり、干ばつ状態はやや緩和されているため、今後の大豆の作柄回復が期待されております。一方、カナダ南東部のオンタリオ州やケベック州でも降雨により大豆にとって有益な天候が続いており、今後も生育に適した天候が望まれます。8月のシカゴ相場は、期近9月限が$10.00/ブッシェル付近から始まりました。先月までは米国大豆産地での干ばつによる作柄悪化を懸念して上昇傾向にあったシカゴ相場ですが、8月は序盤から大豆産地での降雨予報を受けて作柄改善が期待され、下落基調の展開となりました。前述の農務省による生産高予想を受けて大豊作が連想され、$9.20/ブッシェル付近まで大きく下落しております。その後も大きく反発する場面はなく、8月31日現在、期近9月限が$9.23/ブッシェル付近で推移しております。8月の円相場は、1ドル=110円台半ばから始まりました。8月10日、北朝鮮によるグアム周辺へのミサイル発射計画発表を背景にリスク回避から大きくドルが売られ、一時109円を割り込む展開となりました。その後も先行き不透明な米政権運営やスペインでのテロ事件を受けて、リスク回避のドル売り傾向が継続し、29日早朝に北朝鮮がミサイルを発射したことで一段と円高に振れ、再び109円を割り込みました。月末付近では北朝鮮情勢の警戒感が後退したことや堅調な米国経済指標を受けて投資家心理が改善したことでドルは大きく買い戻され、8月31日現在、1ドル:110円台半ばで推移しております。

                              情報提供:一財)全国豆腐連合会


山形県(里のほほえみ)

JA全農サイト

農業と食料に関する事柄が掲載。消費者にも農家の方にも参考になるホームページ。大人にも子供にも楽しめる内容が満載です。                                        (全国農業協協同組合連合会)



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